「分かってるよぉ〜(笑)」
「バレても問題ないと思うけど
念の為に黙ってる。
ここの奴らは憧れて入ってるからな。」
皆の事信頼してるんだ。
……なのに怖がられてるんだ(笑)
『幹部の人達も良い人?』
「まぁ、良い奴らだな。
フレンドリーだから大丈夫だろ。」
倉庫に向かいながら話を聞く内に
少しだけ興味を持つ。
『双神』の幹部って事は
お父さん達みたいに強いって事だよね?
い、イカつくないかな?
不安に思いながらシャッターを潜ると、
「こんちは!」
「真綺(まき)さん達は上に居ます!」
カラフルな頭をしてる人達が大勢居た。
「わ!超美人っすね!!」
「んー?この顔どっかで……。」
ギクッ
「おい、お前らジロジロ見んなよ。」
「まさか総長の女っすか!?」
「レベル高ぇ!」
人が黙ってれば好き勝手言って!
『いつから蓮斗の女になったのよ!
アンタ達も間に受けないでよね!!』
怒り任せに叫んでしまい、
辺りは静まり返った。