「朱羽、見覚えあるか?」


『全く無い!!』


えー?只のお母さんの追っ掛け??


「は、離せ!
私を誰だと…「ストーカー男でしょう?」ッ!?」


この声は!


『お、お母さん!?
お父さんと翠叔父さんまで!!』


お母さんの後にはお父さんと翠叔父さんが居た。


「随分懐かしいお顔ですわ。
いつの間に出所されたのですか?」


お母さんの言葉に青褪める。


「えぇ!?
こ、この人刑務所に入ってたのぉ!?」


「蓮斗、亜蓮…ソイツを離すなよ?」


「「はい!!!」」


お、お父さんの顔が怖いぃー!


「お前は樺沢 類!
お前が私の朱音さんを奪った!!」


「朱音はお前の女じゃない。
その妄想は治らなかったようだな?

二度ある事は三度あると先人達は言うが
その前に手を打とうか……??」


「それしたら類が逮捕されちゃうじゃない。
仏の顔は三度までって
言葉もあるから我慢してね?」


もし、三度目だったらどうしたんだろ…。