「もし、朱音さんと勘違いしてんなら
また狙って来るかもしんねぇな。」


『え゛!?』


「それが嫌ならとっ捕まえちゃう〜?」


とっ捕まえって言ってもどうやって……。


亜蓮と蓮斗がジッと私を見ている。


『つまり、私に囮になれと?』


「ビンゴ☆」


「賛成は出来ねぇけどそれしか手は無い。」


確かにそれしか方法は無い。

それに、
お母さんを狙ってるなら尚更捕まえなきゃ!


『二人共、協力してくれる?』


「「もちろん!」」


「ん〜…?あ!おねぇちゃん!!」


『あ、蒼月も協力してね?』


「なんか分かんないけどするぅ〜♪」


四人でどうするか考えていた時、
その話を告げ口魔に
聞かれていた事に気付かなかった。