『痛くない…訳ないよね。』


「私より蓮斗達の方がダメージ大きいわ。
真白に怒られちゃう(焦)」


蓮斗達より自分の心配しよーよ!!


「朱音さん、すいません。
知らなかったとはいえ顔に……。」


「中々良いパンチだった!
亜蓮にも不意を突かれて驚いたわ。」


「朱羽が女にしてたの見て真似ましたぁ!」


やっぱ私の真似だったんだ。

距離あったのにこっちの事も
把握してるなんて意外と器用……。


「流石『双神』を纏めるだけはあるわ。
これなら娘を任せられるわね?」


『お、お母さん!?』


何をおっしゃいますか!!!


「「はい、任せて下さい!」」


『ちょっと!話がぶっ飛び過ぎだから!!』


「そぉだよ!!」


「二人共照れちゃって(笑)

……朱羽、飲み物ない?
口の中が血の味で…「なんで血の味?」え……?」


こ、この声は……!


「なんで血の味なんかするのかな……?」


笑顔…笑顔ではあるんです。
その笑顔が黒いのは誰が見ても分かります。

物凄く怒ってらっしゃる!!


黒いオーラを放ったお父さんに一同硬直した。