「痛いんだけど!」


え、逆ギレですか?


『私は足を引っ掛けただけです。
転けたのはそっちの落ち度ですよ?』


「ダッサイねぇ〜♪」


「うっさい!!!」


顔についた土を懸命に叩くのを見ていると
ちょっとやり過ぎたかな?って思う。


「こんな事で気を引くんじゃなくてぇ〜。
自分で向かった方が良いじゃないですか♪」


蒼月の言葉に俯く三人。


「……自分で向かった方が?」


「思えば一度もアタックしてないかも。」


「確かに…。」


よくそれで私達に挑んで来たなぁ。


『じゃあ、
これからはこんな事しないで下さい。』


先輩達は納得したのがその場を立ち去った。

そして、周りを見渡すと
男子の死体が転がっていた。