朱音side


「……皆と居ると女がうるさいわ。」


キーキー奇声を上げる女子を呆れて見る。


学生時代女子の視線がグサグサと
突き刺さったからね……。


「本当にそう思ってるぅ〜?」


「燐、朱音さんは鈍感ですから。」


「女よかそっちのがイケるんじゃねぇーか?」


「怜、朱音は女なんだからそんな事言うな。」


類が私の頭に顎を乗せて「ね?」っと促す。


「「「キャーーーーーーーー!!!」」」


「うっるさ!!!なんの騒ぎ!?」


「どうやらじゃれてると思ったみたいです。」


まぁ〜…なんと単純な人達だ事。