「細かい事は気にすんな!
ちょっとイベントに参加して貰うからな!!」


いや、細かくないと思うんですけど。


「服はともかくウィッグまで被るのは?」


「お前、自分の立場忘れたのか?
また文化祭みてぇーになりたいのか??」


あー……それはちょっと。


「あ、直樹さん。
頼まれた物持って来ましたよ。」


「お、待ってました!」


類が直ちゃんに何か渡した。


それは、


「ちょっと!なんでそれ!!!」


「コレ被ってイベントに出てくれよな!」


私が『双姫』で使ってた仮面だった。