「……ハァ…どうせネットで流れたのね。」


どうするか考えていた時、


ガララッ!!


「「朱音ッ!!」」


『直ちゃん、光ちゃん……?』


満面の笑みを浮かべる二人が教室に入って来た。


「久しぶり!」


「連絡しろよなぁ〜?
顔出さねぇから寂しかったんだぞ?」


「仕事ばっかで大変だな。
モデルの徠斗って奴には気を付けろ。」


……うん、この二人もお母さんを溺愛してる。


チラッとある方向を見ると、


『ヒェッ!!』


お父さんが腕組んで眉間に皺寄せてる。


そっか、光ちゃんって
お母さんの事が今でも好きなんだ。