『似合うー!
てゆーか、紛れ込んでもバレない!!』


「でも…コスプレよね。
私達もう制服って歳でもないのに。」


お母さん…全然イケますよ?


「そんな事ない、似合ってる。」


「ッ/////」


『一応教室なんでイチャイチャしない!
言っても無駄かもだけど目立たないでね??』


「残念ながらそれは無理のようだぞ。」


たこ焼きを食べながら紘叔父さんが
窓の外を見下ろしている。


「紘ぉ〜どおしたってうっわぁ〜〜…。」


「これは騒ぎ所ではありませんね。」


「さっきより増えてんな!
明らかに一般ピーポーじゃねぇ奴らが。」


「朱音…有名人だもんね。」


慌てて外を見ると、


『マジですか……。』


多くの報道陣がカメラを持って押し寄せていた。