『この大喧嘩って何?』


バシバシとプリントを叩いて答えを待つ。


いや、まさか本当に喧嘩じゃないよね…?


「あ?んなの決まってんだろ。」


「殴り合いしかないよねぇ〜♪」


『いや…「よねぇ〜♪」じゃないわよ!
光ちゃん!!最後の競技って言えなくない!?』


敬語なのかタメ語なのか
いまいち分からないけど光ちゃんに訴えた。


「あー…俺も一応は反対したぞ?

直樹が言い出したんだよ。
そんで、そこの二人に電話してーの……ハァ…。」


あぁ……なんとも深いため息…。


「面白そうだから即OK出した。」


「うんうん♪
この高校って不良校だから手応えあるかな〜?」


「しかも、最後まで残った奴は
『双姫』『双覇』『神龍』とガチバトル。」


『「えぇ!?」』


『双姫』『双覇』『神龍』って!


『「えぇーーーー!?」』


お母さん達じゃん!?


「って直樹さんが計画してたみてぇーだけど。
そっからどーなったかは知らね。」


直ちゃん…お母さんにシバかれないと良いけど。
いや、お父さんの方かな??