「他のにしてよぉ〜!!」


亜蓮とのデートを止めろと駄々をこねる。


『駄目!
蒼月だって似たような事言ったじゃん。』


「なになにぃ〜?なんの話してるの♪
僕と「デート!」って聞こえたんだけど♪♪♪」


後ろを振り向くとニヤけた亜蓮、
それを白けた目で見る蓮斗と颯真が居た。


『蒼月が「勝負しよ〜!」って言って、
負けたらペナルティーってなった訳よ。』


「負けたのは蒼月だったな。
お前、自分で勝負吹っ掛けといて負けたのか。」


「途中までは優勢だったもん!」


嫌な事当てられちゃって拗ねちゃったよ。


「それで、なんで亜蓮とデート?」


颯真が不思議そうに聞いてきた。


『スタート直前に、

「負けたら蓮斗とデートしてねぇ♪」って
言われたからそのお返しに。』


勝って良かった……。