『なんとか免れたね!』


光ちゃんの名簿叩き!

でも、簡単に許してくれたんだけどな?


「おねぇちゃんのおかげだねぇ〜!」


『え?何かしたっけ。
普通に遅れた事を謝っただけだよ?』


「あれが普通…。」


「無自覚が一番タチ悪いよねぇ〜…。」


「朱羽っていつもそんな感じ?」


「そうだよ〜…。
人の事には敏感なんだけど自分に関しては
全然気付かない鈍感さんなのだ!!」


いや、そんな力説しなくても…。


『鈍感で良いから前向いて。
光ちゃんがすんごい顔で睨んでるから…。』


「お前ら俺の話聞いてんのかー!」


今度からこの三人を黙らせる時は
光ちゃんを使おうと心に決めた。