『颯真…会いたいんじゃないの?』


「俺、カッコ悪いよな…。
あんなに会いたかったのに不安なんだ。」


長いため息を吐く颯真。

余程緊張してるのか少し手が震えてる。


ギュッ


安心させるように手を握る。


『大丈夫だよ!
『双姫』は人前に出ないけど、優しい人だから!

じゃなきゃ「会う」なんて言わないでしょ?』


噂じゃ悪い事も言われてるけど、
そんなの全部嘘って分かってる。

だから、皆が憧れてるんだ。


「そう…だよな。」


『話しちゃえばなんとかなるよ!』


そして、なんとかリビングに辿り着きました。