『絶対来ないでよね。
じゃあ、私と蒼月は行くとこあるから。』


「えぇ〜?あったっけ??」


『理事長室。』


さっき先生が
「顔見せに行ってやれ」って言ってたし。

私もどんな人が気になる。


「俺も…『来んで良い!!』」


蒼月の腕を掴んで屋上を飛び出した。


「おねぇちゃん凄い嫌ってるねぇ~♪」


『馴れ馴れしいのよ!』


「悪い人ではなさそうだけどなぁ〜?
だって、お母さんの友達の息子でしょ??」


『そ、そうだけど…。』


神田さんと真白さんの顔が浮かぶ。


私がこんな扱いしてるって知ったら、
お母さんと真白さん達も良い気分しないよね。


「ちょっとは話してあげようよ♪」


『う、うーん…。』


努力…してみます…出来るか分からないけど…。