あたしの反対の腕を引くサングラスをかけた男の人。





「んだよ、男持ちかよ」




あたしを誘ったお兄さんは荒くあたしの腕を離し、輝く夜に消えて行った。







暫くの沈黙。







あたしの腕は掴まれたままだった。