そのあと、ふらふらとしてたら、もう夕暮れの時間。

今日は時間が経つのが早いなぁ…。


「もう、こんな時間だな。」

「そうだね。あっという間だったね…。」


まだ、帰りたくないけど仕方ないや。

「じゃぁ、帰るね!今日はありがとう!楽しかったよ!」


そう言って帰ろうとすると…


「なにいってんだよ。送る。」


そう、無愛想に言う竜牙に不覚にもときめいた。


「え?!いいよ!」

でも、わざわざ遠回りさせるわけにはいかないから…。


「彼氏が彼女のことを送るのは当然だろ?だから、結はなにも気にしなくていんだよ。」