悲しくて少し潤んだ目。そして、掴んだ袖。

竜牙は背が高いので必然的に上目遣いになるのです。


「寝るか。」

「そうだね!」

「「…。」」

あたしと竜牙の距離60センチ。


さいごなんだし、大胆で行け!結菜!!


「りゅ、竜牙!寒いからくっついていい?」


「え?!あ、い、いいぞ。」


さっきから竜牙おどおどしすぎでしょ。


竜牙の背中にコツンッとおでこを当てて…


そのまま眠りについた。