「み、瑞希ちゃん?は、誰と映画に来てたの???」

「わ、私は、友達と来ていました。」

「そ、そっか…笑」

まだ会ったばっかりなのもあり、二人ともカタコトで話してしまった。

「は、速水さんは、だ、誰と来ていたんですか?」

「あ、俺…ですか?俺は、姉貴です…笑」

「そ、そうなんですか…笑」

「あ、あと…涼也でい、いいよ。」

「あ、わかりました。」

………………………

涼也さんとは、なかなか会話が弾まず、しばらくの間無言が続いた。

気まずい……

なかなかいい会話も見つからなかった。

すると、涼也さんから突然言葉が飛びしてきた。

「きょ、今日は本当にごめんね…。ま、まさか、あ、あんなことす、するとは//」

そう言って涼也さんは少し顔を赤くしていた。

「べ、別にだ、大丈夫ですよ。気にしてないですから笑」

「わ、私こそハンカチ、わざわざ届けてくれて、ありがとうございました。」

「あ、ううん。そちらこそ、ありがとう」

また少し気まずくなっていると涼也さんから、とんでもない言葉が飛び出してきた