なんなんだ朝から…


教室に入り、自席につき、時計を見る。
授業が始まる5分前。

よしまだ時間がある!
カバンから本を取り出し、
しおりの部分を開く。

だいたい決まって読む本は
ミステリー推理小説。

ちょうど今いいところなんだよねー。


「るい!お前さー、
人が話してる途中で消えるとかなくねぇ?
ったくー」







「おいこら!シカトか!るい!」



今…の声…

この声は間違いなく
先ほどのモジャ男…

しかも
隣から聞こえる…


はー?


隣を振り向くと、
手を振っているモジャ男が
隣の席に座っている…


えーーーー!


最悪…

昨日より最悪な1日になりそうな予感