そう言い捨てめがねくんは消えていった。

あっ!

窓を見るとキラキラした花火が上がっている。

「始まってたんだ花火。キレイ」

「だな。」

「せっかくだし、見ていこう?」

「ああ。」

めがねくんの黒魔法は、
花火を見終わっても
家に帰っても、
解けること無く、
私の心に何かモヤモヤしたものを残している。