「ぶっ。いつもクールなのに、
そんなうれしそうな顔してくれるんだ。
うん。いいねぇー
…
ってそれより、 お前さー、
俺が隣の席だって
今頃気がついたのかよ」

自然と
コクリとうなづいてしまったが、
その通り…
今頃気がつきました。
同じクラスだってこともですが…

それと嬉しい顔はしていないはずだ、
むしろ残念すぎる。


「まじ？ひでえなー。同じクラス隣の席、
もう３ヶ月だぜ？
俺はるいのこといっつも観察してたのによ？
…
まあいーや。
俺は青山陸人。
りくとって呼んで！
あっ他にも自己紹介しなくちゃいけないから、
お昼一緒な」

キーンコーンカーンコーン

ガラガラ

起立、気を付け、礼

…

言葉を返す間もなく、
授業が始まった…