なんにせよ、わたしが幼稚園児なのに、こんなに大人な話し方をしていることに、 そこまで違和感をおぼえていなさそうな理由がこれでわかった。 知り合いにリアル天才がいたからだ。 そりゃまあそうなるわよね。理解、理解。 しばらく無言でいたわたしたちだが、わたしはあることを少し思いついて彼に聞いてみた。 「そういやショーちゃん。あんた家どこよ?」 「あんた呼ばわりかよ……」