ん~……誰かに体を揺らされてる……。 しかも眠い。そしてだるい。 「みさきちゃーん、おっきの時間よ~」 なんだ、おっきの時間って。馬鹿にしてんのか。 未だまどろみの中にいながらも、わたしは心の中で呟いた。 というか誰のだろうこの声。 「みさきちゃーん、起きなさーい」 うるせぇ! そう思い飛び起きる。誰だわたしの安眠を妨害したやからは。 「……あれ?」 …ここは、どこだ。