「はい、天使長さま。


して、わたしなどをここに呼び寄せ、何をなさるおつもりですか」


「時界の王にして、タイムマスターと呼ばれる高位なる人物から指令が入ったのだ」


うん、だから『じかいのおう』っていうのを先に説明してほしい。



と、言うと、



「そうか。では話そう。まずはこの宇宙には、かつて神々の戦いのせいで分かれた世界が五つあり……」
 


彼は唐突にそんな話を始めた。





…始まった話が、校長の話並みに退屈で長かったため省略すると、



この宇宙には人間が住む世界を含めて、大きく分けて五つの世界があるんだと。