「師匠、わたしはもう一人前なのですよね師匠?」



だあああ、とにかくこれをやめさせなくては。



「師匠師匠連呼しないでくれる、お願いだから」


「これでようやく……わたしは、あなたを倒せる……!」


「無視かぁ!」



わたしはツッコんでしまってからはっ、と口を押さえる。


危ない危ない。



……しかも倒しちゃダメだろう。どこの少年漫画だこの野郎。


そしてわたしはあなたの師匠ではない! 



……せめて先生と呼んでくれ。