「ほー……でもそりゃ、幸運というか不幸というか……相変わらず微妙な運の持ち主ね、ショーちゃん」


「ほっといてくれる?というか、どうするんだよ。


どうせ美咲のことだから、キャラ作ってんだろ、幼稚園でも。生意気なことに」



仕方ないじゃないか、本当は中学三年生なんだから。


わたしがぷうっと膨れてみせると、ショーちゃんは苦笑しながらわたしの頭を撫でた。



「そうふてくされるなって。いやー、でも助かったよ。


おれ、そんなに子供得意じゃないんだ。美咲はなんか……子供じゃないから接しやすいし」