次の日、今日は珍しく早く起きた。
冷蔵庫の中のカップケーキを見てみる。
よかった…!形崩れてない!
私は顔を洗って、身支度をした。
今日は少し高めの位置でポニーテールにしようかな…。
少し今日は気分がいいしね!
「あれ?おはよう。早いね青羽」
あ、洸兄ちゃん…
洸兄は朝ごはんを食卓に並べていた。
「いただきまーす」
私は朝ごはんを食べ始める。
スクランブルエッグおいしい…!
「あ、そうだ青羽。俺、明日の夜から1週間いないから。」
「え!どうして?」
「なんか研修旅行に行く。」
あー。なら仕方ないよねー。
「柑奈はろくにご飯作らねえし、青羽が作ってあげろよ。」
1週間かあ…少し長いなー。
でも、しょうがないよね!
「うん!お母さんもいるし大丈夫!」
「そうだな。あ!父さん、明後日帰ってくるってさ」
そうなんだ!
私のお父さんは単身赴任で海外にいる。
いつも半年に数回、その国のお土産をたくさん持ち帰って来てくれる。
変な置物だったり、民族衣装だったり…
お父さんは面白い人だ。
「おい!青羽、そろそろ遅刻すっぞ」
「あっ!やばい!行ってきます!」
私は早足で玄関に向かった。