じゃあ次は、左側の人――――


「「!!」」


バチッと、目があった。


金髪、まずそこに目がいった。

そして次に顔。

わぁ、すごく――


「…かっこいい」

あ、口からでた。

「はぁ!?」

めっちゃ睨まれた。

おぉ、ヤンキーだ本物だ。


プイッとそっぽを向かれた。

なんか……


「かわいいね」

「おお一条~、早速ナンパかぁ」

「ち、違います!!」

思わず席を立つ。

その拍子に椅子がすごい勢いで倒れた。


大きな笑いが起る。


うぅ、恥ずかしい。