目が覚めると、また真っ白な天井が視界に入った。


右手はお姉ちゃんに握られていて、私がお姉ちゃんを見るとパチッと目が合う。



「は、ハルキっ!起きたの?!」


「…うん」


「ちょ、っと待ってね!今先生呼んでくる!!」



お姉ちゃんは私の手を離し急いで病室を出ていった。



___ナースコールあるから、使えばいいのに。



なんて心の中で苦笑する。