「どこの高校受けるか迷っちゃって…」



迷ったってゆうか、まず選択肢すらないんだけど。


私が伏し目がちにそうゆうと、先生は腕を組んでうーんと一緒に考えてくれた。



「なんかあった時の為に、この周辺がいいよね」



ってことで、先生が通っていた高校に行くことになった。



そこは校則も緩くてサボりやすいし、エスカレーターだから良いところだよ。なんて先生はコソッと教えてくれた。



そこには、いつでも遊びに来ていいからね、という意味が込められていると気付いた。



もう、先生ったら。