でもこれからは、違う。


家に帰るなんて何年ぶり?


私の部屋で寝れるなんて何時ぶり?


そんな少しわくわくした感情を持ちながら、お姉ちゃんと退院の準備をした。


その日のお姉ちゃんはやっぱり綺麗だった。


オシャレしてる方がお姉ちゃんらしいよ、なんて柄にもなくそう伝えると、いきなり抱きつかれ腕が折れるかと思った。



お母さんとお父さんには耳にタコが出来るほど「大丈夫か」と聞かれた。


____ほんと心配性なのは変わってないんだから。



そうゆう会話が温かくて、なんだか幸せで、涙が出た。