先生は私が何を言いたかったのかを察してくれたのか、ニコリと笑った。
「ハルキちゃんが頑張ったから、生きているんじゃないか。
どんなに腕がいい先生が検査したって、患者さんに生きたいってゆう強い気持ちがなきゃ手術は成功しない。
だから全部ハルキちゃんの頑張りだよ。よく頑張ったね」
そう言ってまた私の頭を撫でた。
「せんせ…本当にありがとうございました…っ」
その瞬間また涙腺が緩み涙があふれた。
私の手術は6時間もかかった大きな手術だったらしい。
そのあとも3日ずっと死んだように寝ていたから、起きないんじゃないかって皆心配していたらしい。
そして先生は後にこう続けた。