見上げた先にいた、昂は…

 見たこともない、とても冷たい目で

 軽蔑する目で私を見下ろしていた。

  

 『昂…?』

 
 昂「最近、よく出かけると思ったら…

   男と会ってたのかよ…」

 『違う!!』

 私は…
 
 ただ 昂の誕生日のために、バイトしてただけなの!


 昂「はっ。」

  「まさかお前に騙されるとはな。
   ”沙空”」