ある日の帰宅後…



「ただいま〜。」

「おかえり洋介。」

「………な、なにしてんの?」

「大掃除にきまってるじゃん。」



大掃除って…。
明らかに散らかしてるだけだろ。

これはもしかして、



「なんか無くした?」

「別に?」

「俺の目を見ろよ。」

「そんな死んだような目を見たくない。」



明らかに目が泳いでる。
俺と目を合わさない。

つまりなにか悪いことでもしたな。



ニヤリと笑った俺。
それに気づいた凛は寝室へと逃げた。