それから何分かすると、だんだん生徒が減ってきて、
15分もすると帰ってないのはうちと晃佑、うちと一緒に帰る友達だけになった。
その友達もその辺で遊んでて姿が見えないから、今は二人きり。
__ドクッドクッドクッドクッ
暗くなってきた中照明に照らされる晃佑の顔はいつもと違う雰囲気で、鼓動ががさらに早くなる。
「……あのさ、柳川……」
「うん」
「返事、なんだけど……」
……きた。
怖い。知りたいけど知りたくないような気もする。
ここでOKがもらえたら嬉しい。
でも、断られたら気まずくなっちゃうかもしれない。
2つの気持ちに挟まれながら、晃佑の次の言葉を待つ。
そして、晃佑の口から出てきた答えは……