「しばらくの間、息子がお世話になります
        神谷 誠と言います」 






神谷?どっかで聞いたような…





私は玄関に顔を出した






「?!」




驚きで声がでない
だって目の前に隣の奴がいるんだもん




ってか、チャラいの度越えてますよ
お父さん!!!(-_-;)






横にはダンディーなおじさんがいた



神谷のお父さんかな?




「玄関で立ち話もなんだから、中に入ってくれ」





お父さんが家の中へと促したが


  


「いえ、仕事の都合でそろそろ海外に行かなければならないので…
    すみません、部長、飛行機が…」



神谷のお父さんは腕時計をチラチラ見ている





焦る姿もイケメンすぎて眩しい






「分かった、何かあったら連絡するからな」







お父さんがきっぱりと言った






「本当にすみません、失礼します」



会釈をして





神谷のお父さんは行ってしまった