────夏と帰宅中─────
「もう!ほんっとに有り得ない」
校内は有名人が来たことによって騒がしくクラスは混乱状態
ってかトイレ行ってる間に席とられるとか腹立つ!→あるある
私の睡眠時間かえしやがれ!
「まあまあ、落ち着け結花
ハゲるぞ?」
そういって私の頭を撫でる夏
まだ髪の毛あるっつーの
フサフサじゃい!
ちなみに私達は最近出来たカフェに向かう途中
「にしても!モテ王子かっこよかった♪」
うっとりしている夏
「誰よ、『モテ王子』って、、
モデルくんは飽きた?」
「……モデルくんって…ww
神谷琉斗くんのあだ名!
ほとんどの女子が『モテ王子』って呼んでるよ」
1日で女子のハートを掴むとは…
「さすがね…」
「なに1人で納得してんのよw
あ!あそこじゃない?カフェ」
赤い屋根にクリーム色の建物
「おぉ!早く入ろ」
何食べよっかな~♡
「…色気より食い物だよね結花は(-_-;)」
かなり呆れ気味の夏
「ん?なんか言った?」
夏は盛大な溜め息
「?」
男になんて興味がなかった私
今、この瞬間に私の人生は狂い出す