購買に着いた私
お弁当無いから買いにきてるよね…
キョロキョロしていると声をかけられた
「もしかして、二年の佐原 結花さん?」
突然すぎて驚く
そして何故かフルネーム
「え、あ、はい」
スリッパの色を見ると緑だ
三年生の先輩が3人
「おぉ!ラッキー
噂通りかわいいね、お昼どう?」
茶髪先輩が私の肩に手をまわす
こいつ慣れてるな…
「ちょ、、」
力が強いのでなかなか振り払えない
ここ購買!人いっぱいいるし!
通っていく生徒は見ない振り
誰か助けて───────
「なにやってんの?そいつ俺のなんだけど」
私の肩にまわされた手を掴んでいる琉斗がいた
「りゅ、琉斗?!」
ザワザワと周りが騒ぎだす
なんかギャラリーも増えてるし
モテ王子効果すげー
「あ、モデルさんじゃん
手離してくんない?」
余裕しゃくしゃくな茶髪先輩
茶髪先輩の力が強くなって肩に指が食い込んでくる
「痛いっ」
「無理、こいつ返すまで離さない」
スッゴい怖い顔をしている琉斗
「…ふーん、じゃあ今日は退散する
あ!僕の名前は深谷 有弥!覚えといて」
ミタニ ユウヤ
そう言って、帰って行った3人組み
ギャラリーも帰って行く