俺達はしばし沈黙
「なんであんたが私の家に来るのよ」
…そこら辺の女とは違うんだな
キャーキャー言わないし
「お前、変わってんな?」
面白い奴
ゆっくり俺は近づく
あ、意外と可愛いじゃん
じっくり顔見れなかったしな
んー、なかなか名前呼んでくれねーな
最初はちょっとしたイタズラ心のつもりだった
あいつの頭をがっちり抑えて顔を近づける
バタン!
…た、倒れた
「おいっ!」
揺すっても起きない
マジかよ…
って泣いてる?
「ゃ、…て、ご…な…ぃぃ」
途切れ途切れでよく分からない
俺は抱きかかえて階段をのぼって部屋探し
“YUIKA☆”あ、ここか
ガチャッと中に入ると綺麗に物が整っていた