すると、

「ちょっと待ってよ。」

「まだ何か用ですか。」

あまりのしつこさに若干声色が暗くなる。

「いや、悲しくないのかな~と思って。」


直接的ではないが、この先輩はさっきのふられたことを聞きたがっているのだろう。


関係のない人に話すべきかを考えているとまたもや言いつのられる。


「普通さ、ひどい!私の何が不満なの?!とか、いや!別れたくない!とか言うものなんじゃないの?女子って。」


地味に声真似をしながらたずねられる。