(ここはどこ?)

薄暗くて今にも何かが出てきそうな雰囲気…

下が冷たい…

まるでこおりを敷き詰めたかのように。

(私は寝ているの?)

向こうの方から足音が聞こえる

(誰だろう…)

あ、だんだん意識がとうのいていくのを感じる…

〈パチッ パチッ ゴーォォ〉

(あれ?温かい)

少し目を開ける

驚かんばかりにそこには夕焼けのように美しいオレンジをしたような見事な髪色に和服を着てとても良い顔立ちをしている人がいた

「あっ!」

こちらを振り向く

『あ、起きましたか』

『あなた道で倒れていたんですよ。』

(そうだ私は!あれ?何で倒れてたの?)

「あ、あのあなたは?」

『私はここの土地を管理している土地神です』

「え?神様?」

(神様なんて!!)

『あ、どうぞお水を』

「ありがとうございます!!」

『あなたの名は?』

(この人知らない人だけど…)

「アスカと言います。」

『もしかしてあなた。なりたてですか?』