でも、違った。
ずっと、弟の海斗がそばにいてくれた。

パパがそばにいてくれた。

ママがそばにいてくれた。

聖也サンがそばにいてくれた。


みんながそばにいてくれた。


みんながいて、あたしは立ち直れた。






彼は空の、キラキラ光るお星さまになってしまった。

美砂は空の、キラキラ光るお星さまになってしまった。

だからもう、誰も失いたくない。

誰も、お星さまにしたくない。
修也、美砂。
温かく、あたしたちを見守っていてね!





バイバイヒーロー……


―お星さま―