『ふ…ふぅ―…。』

やっと終わった~っ。
「何?もしかして怖かったの?」


ギクッ


うるさいコイツ…。


『…。』
あたしは頬を赤く染めて、プーっと膨らました。


幼稚園児みたいに…。

「図星だな。」


もぅっ!

でも何かこの会話がすごく嬉しいような気がする…。

何か心から嬉しい…って言うのかな?

息が軽く苦しくて、涙目になる感じというか…。



これって何だろ?

でも“好き”って感情じゃ…無いと思う…。


『じゃあじゃあ!お化け屋敷行こっ!』

…………ってアレ?

あたし何言ってんの?
お化けとかホラー系は大の嫌いなのに…。


『あ…ちが…「いいぜ?お化け屋敷。」

あたしが否定をしようとした時、智哉があんな事言うから…。


あたしがあんな乗り気であんな事言うのが悪いけどっ……。

本当、ホラーはイヤァアアアア!!!!