『やっと着いたな!』
智哉が伸び伸びした顔で言う。


「う…うん。」


遊園地に来たのは嬉しいんだけどなぁ…。


あたし、明日、クラスの皆から睨まれるよ…。


ズル休みなんて…。


「何?そんな顔して。つまんない訳ないよな?」


強制的な疑問だ…。


『そんな事ないです!さっ何乗ろうかな!』

焦りが丸見え…。


「御前馬鹿」

そこ疑問にするとこじゃないんだ;


『ふぇー?』


「まっ何乗りたいの。梨恵は。」


――ん?

あたしは…。


『何でもいいよっ。』
智哉は何に乗りたいんだろうか…。


「じゃあ、…ジェットコースター。」


『うん!』


そしてあたし達はジェットコースターに乗る事に。


やっぱり平日はすいてるからいいね!


「では、バーにしっかりとおつかまり下さい…ではいってらっしゃ~い。」


そう係の人に見送ってもらい、ジェットコースターが発車した。



『キャ――――――!!!』


うわ―…あたしジェットコースター平気なはずなのに…このジェットコースター怖いよぉ(泣)