それから20分くらい経ってから背の高い人が入ってきた。
(あの人バレーボール部の人だ。)
「ごめん。遅くなった。」
「全然待ってないし!でも蛍、遅かったね。」
「なに?待ったの??待ってないの?」
「待ってない!」
「ふーん」
「その反応なくない?…………………………
あっごめんね!えっとこいつは
緒形蛍[オガタケイ]よろしく!」
「なんでお前がよろしくって言ってるんだよ。……ども。」
「あっ!よろしくお願いします!栗原加奈恵です!ほら、菜緒も」
「あっえと……保坂菜緒です。ども」
「ども。」
「よしっ!じゃあ行きますか!」
「そうだね!」
「保坂さんってどんなの歌うの?」
「えっ私?んーいろいろ歌うけど西野カナが多いかな」
「そうだね。菜緒は常にカナちゃんだね笑」
「へー!そうなんだ!女の子らしいね。笑」
「女の子だし笑
逆に永田くんは?」
「んー、俺歌わない。」
「えっっ。じゃあなんでカラオケ行くの?」
「盛り上げる方が得意だから!」
「奏斗それ理由になってない。」
「緒形くんが喋った。」
「えっっなに?俺喋っちゃダメなの?保坂さん喋ってるのに。」
「いやそんなんじゃなくて、あんまり喋る
イメージないから。」
「ふーん」