「これをみてみろ。」
悟空は三蔵信経を八戒と悟浄に見せたのでした。
「なんだよ。三蔵信経じゃねえか!」
「この三蔵信経がどないしたいうねん、」
「中をみろよ!」
三蔵信経を開くと八戒と悟浄が声を合わせていいました。
「三蔵信経が白紙になってる!」
「俺の不吉な予感当たってるな。」
「どうするよ。」
「今から如来様のとこへ行ってくる。」
「行ってどないするねん。」
「如来様ならなんかわかるかもしらねぇ。とにかくいってくる!凛々旅の支度をしてくれ!」
「はい!」
支度ができると悟空はとんぼ返りをうって 筋斗雲にのって、釈迦如来のもとにいった。