また、私は裏切られる

みんなもうなずいてたから私もうなずいた

「へー。そうなんだぁ。でも、寝てたって言うのは本当みたいね。だってききちゃん寝癖ついてるもん、ちょっと来て」

どこかにつれていかれた

りゅう君達は心配そうに見てた

トイレについてから真理ちゃんがみかちゃんとまきちゃんに何か指示を出してた

みかちゃんが来て髪をいじり始めた

まきちゃんは私にメイクをし始めた

真理ちゃんが体を押さえてるため身動きが出来ず目を瞑って終わるのを待った

いじられるのがなくなり目を開けたら私だけど私じゃないようなくらい真理ちゃん程じゃないけど可愛い人が鏡に写ってる

「どう?かわいいっしょ?」

みかちゃんが聞いてきたからビックリして自分に指を向けて首を傾げた
みんな声を合わせてそうだよって笑ってた。私は信じられなくて

「嘘だ~、こんなのが私なんて。こんなブスと違うよ?冗談でしょ?」

みんなして驚いてた

だって、ポニーテールにポップ系のメイクをしてて可愛いから何かの間違いでしょw

真理ちゃんが驚きながらも

「なら、今日1日だけでいいからこのままでいてね?あなた可愛いんだから自信持ちなさい」

みんなうなずいてトイレから出ていった

私はしばらく自分の顔を見てから教室に戻った

れお君も真理ちゃん達以外の女子ともちろんりゅう君達が驚いてた

でも、どうして先生も驚くの?

守君が顔を赤くして言った

「き、ききさん。か、可愛い。」
あ~。やっぱ私なんだ

りゅう君達も可愛い可愛い言ってた

そんな言われるとはずい…

何か自分じゃないみたいでヤダな

助けを求めるように真理ちゃん達の方を見た

3人ともニコッと笑いながらピースサインをしてた

つられてニコッとしてピースサインをした

そしたられお君が近づいてきて

「なぁ、ききさんもこっちで話さないか?」

真理ちゃん達以外の女子がものすごく怖い顔で睨んできた

私は首をふってゆうじ君の後ろに隠れた

れお君はものすごく残念そうな顔をした

何で断っただけでそんな顔するの?

今までそんな話したことないのに
先生に呼ばれてついていった

みんなに行ってくるってちゃんといってから

空き教室に来て先生が振り返ったから先生と向き合う形になった

「ゆうと先生?どうし…」

え、えっ?私先生に抱き締められてる。

な、な、何で?

「ききさん。前も可愛かったけどもっと可愛くなったね。もう我慢できない。よかったらさ、つきあわね?先生と教え子だけど」

どうしよう。告白されたよぉ

されたら付き合うって言ったからなぁ

私は腕をまわして

「はい、こちらこそよろしくお願いします。ただこれだけ言わせてください」

そう答えて、今は好きじゃないけど~って聞いてみた
先生が急に腕に力を入れてそれでもいいよありがとうとかめっちゃ嬉しいっていってた

先生と付き合うことになっちゃった

ゆうじ君と違う意味でドキドキする

「そうだ。ききさん、いや、きき。二人でいるときは名前で呼びあおう?だから、俺のことはゆうとって呼んで?」

「ゆうと…君?」

「君つきか~。呼び捨てじゃダメ?」

「がんばります。ゆうと…」

そう言うとゆうとがむすっとしてさらに力が強くなった

苦しいよぉ

「つきあってるから、敬語はやめよ?かたくるしいし。な?」

「わかった。わかったから、ゆうと?苦しいから、は、離して?」

力が緩み離れた

ゆうとを見上げると顔が近づいてきた

あ、って思う頃には唇が重なってた

幸せなハズなのに何故か胸が痛んだ
キスが終わって目を開けた

ゆうとは顔が真っ赤だった

多分私も真っ赤だと思う

「ゆうと、顔真っ赤だよ?可愛いね」

「なっ!そう言うききだって顔真っ赤だぞ?人のこと言えないじゃないか」

二人で笑いあった

先生のハズなのに呼びすてで敬語じゃなくて、彼氏なんだ。こんな私の

「ゆうとは、私の何が好きなの?」

思いきって聞いてみた

ゆうとは、わざと悩んでるふりをした

なんだか可愛い
「ききは、中学のこと覚えてるか?中学のとき、俺は校舎に用事があってききのいる中学に行ったんだ。歩いてたら悲鳴と謝る声が聞こえて、何だろう?って見に行った。

そしたら、ききが手首から凄く血を流して倒れてたんだ。他のみんなは泣きじゃくってて。状況がわからなかった。

でも、俺はすぐに駆け寄ってききの手首から出てくる血を止めようとした。救急車の人が来るまでに応急処置をしたんだ。

しながら、みんなに何があったか聞いて俺は何て強い子何だろうって思った。何をしても学校にくる。笑いも喋りもしない。殴られたりしててもうめき声すらあげなかった。

慣れてたとは言えこんなにも強い子なんてすごいと思った。それから、病院にいって。俺は見舞いにいきたかったが行けなかったんだ。

もう、こっちに来なきゃ行けなかったから。でも、こうしてききに会えた。これは運命なんじゃないかと思った。きっと俺は初めてあったときにすでに恋に落ちてたんだと思う」

そう…だったんだ

ゆうとが応急処置をしてくれたからこうして生きてるんだ

手術も成功したんだ

何だかこう思うとありがたい

ゆうとは私の命の恩人

ゆうとは私に一目惚れをしたんだ

何か嬉しいなぁ
ゆうとに抱きついた

ゆうとは驚いてるけど腕をまわしてくれた

私は何回もお礼を言った

助けてくれてありがとうって

何回も何回も

チャイムがなって昼休みになった

ゆうとがそろそろいこっかって言ってきたからうなずいた

少し距離をとって

教室へと向かった

これから休み時間は一緒に話そうって約束して教室に入った

入った瞬間りゅう君達がやって来て

大丈夫?って

ゆうとはニコッて笑って仕事をした
それから放課後までりゅう君達といろいろな会話をした

放課後になってゆうとが

「ききさんは、放課後残りなさい。ききさんと話したい人がいるそうだ」

わかりましたって言ってみんなにもバイバイって言っといた

みんな待ってるって言ったけど無理やり帰した

みんなすねてた

可愛い

ゆうとは少しむすっとしてた

話しかけたいけどれお君達がまだいる

だから女子もいる。どうしよう

「きき、一緒に帰ろう?」

ゆうとがニコニコしながら来た

また、私は裏切られる

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