光輝に手は出さないで、か…。 そんなふうに考えていると、売店から出てきた穂花ちゃんが顔を覗き込んできた。 「実湖?大丈夫?顔色良くないけど…」 「んーん、大丈夫だよ。……けど、午後は私やめとく。先に戻ってるね」 「そっか、分かった。1人でへーき?」 頷くと、穂花ちゃんは心配そうな顔を綻ばせた。 「じゃあ私もすぐ戻るから!」 これから、穂花ちゃんが美雪さんに会いに行く。