だから、本性を隠すので精一杯なのです



だって、元ヤンキーってばれちゃったら、誰も私に近づいてこないじゃん



そんなの絶対嫌!!



それで私は必死に優等生を演じきってます




が……



その夢は脆くも儚く壊れてしまいました




なんと、このとき!



私は最悪な奴に自分の本性を見られたなんて、知るはずもありませんでした





「まさか、優等生の川神 つぐみが元ヤンキー…」



びくっ



誰の声!?



私は周りを見渡した




誰もいない…?




……



私の思い違いかな…?




「思い違いなんかじゃないよ」