「あの…俺、本気だから!!」



「…」



ど、どうしよーーー



生まれて初めて、告白されたからなんて返事したらわからないよ…



「返事はいつでもいいから、じゃっ」



「あっ…」



江口君はそう言い残して、廊下の反対側に走っていってしまった



本当に爽やかだなぁ



だから、女の子にモテるのか



でも、どうして私はああいう性格がいい男じゃなくて、会長みたいな超性格悪いやつ好きになったんだろう…



私って趣味悪かったのかなぁ…?




むぅー



私は窓を開けてダラーンとした




「随分お困りのようだねー♪」「だねー♪」



むっ…



この声は…



私は後ろを振り向いた




「し…新聞部の双子!!」



「麻弥でーす♪」「麻柚ですー♪」